四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた指定暴力団工藤会トップの総裁野村悟(73)とナンバー2の会長田上不美夫(63)の両被告の第26回公判が17日、福岡地裁であった。4事件の一つで銃で撃たれた元福岡県警警部が、3年前の実行役の公判で「自分たちの意に沿わない者に対する工藤会組織の犯行と思っている。厳重処罰を望む」と語る音声が流された。
元警部は工藤会捜査に長く関わり、2012年4月、北九州市小倉南区の路上で組員に左足などを撃たれた。実行役の元組幹部の確定判決(懲役30年)では、野村被告の指示があったと認定されている。
流された音声は17年3月、元…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル