甲府市で住宅が全焼して夫妻の遺体が見つかった事件で、市内の少年(19)=傷害容疑で逮捕=について、山梨県警は2日、現住建造物等放火容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。現場でライター用のオイル缶が見つかったことから、県警は計画的な事件とみている。
発表によると、少年は10月12日午前3時50分ごろ、甲府市の会社員井上盛司さん(当時55)方に火を付け、2階建て住宅を全焼させた疑いがある。焼け跡からは激しく焼けたライター用のオイル缶が複数見つかり、ライターのオイルとみられる成分が検出されているという。
捜査関係者によると、焼け跡から見つかった井上さんと妻章恵さん(同50)の遺体には、刃物によるとみられる多数の傷が確認されており、少年は殺害についても関与を認め、「後悔している」などと話しているという。
少年は「1階の部屋のガラス…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル