政府が今月示した日本学術会議の組織改革方針に対し、研究者や有識者でつくる「学問と表現の自由を守る会」は27日、東京都内で記者会見した。政府方針について「学術会議の独立性と学問の自由を侵害するもの」だとして反対し、撤回を求める声明を発表した。
政府は6日、日本学術会議のあり方についての方針を公表。国の機関として存続させる一方、透明性を高めるとして会員選考や活動評価に第三者を関与させる組織改革を求めた。来年の通常国会での関連法改正を目指している。
これに対し、守る会の声明では「会員選考と活動の独立性は世界のアカデミーの常識。学術会議を政府の御用機関に改変することは、国民の幸福と人類社会の福祉、日本の国益に反する」と指摘。法改正について「学術会議の会員選考と活動に政府が直接介入する」ものだと批判し「軍事優先の学術総動員体制への道を開く」として撤回を求めた。
守る会は、2020年10月…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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