政治資金パーティー利益率9割超も 「実質献金」指摘も低い透明性

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松田果穂 野間あり葉

 自民党の最大派閥、清和政策研究会(安倍派)が裏金事件を受け、政治資金パーティーの収入を訂正した。訂正によって、経費を差し引いたパーティーの「利益率」が7割から8割になった年もあった。政治資金パーティーはルール上認められた集金手段だが、利益率が9割超になることもあり、「事実上の献金だ」とも指摘される。にもかかわらず透明性は「献金」より低い。制度のあり方が問われている。(松田果穂、野間あり葉)

 政治活動の資金を集めるために開かれるパーティーの券は1枚2万円が相場だ。議員らは、売り上げから会場費や食事代、手土産代などの経費を差し引いた利益を、政治資金にすることができる。課税はされない。

 利益率は、政治資金収支報告書から計算できる。1月31日に過去の収支報告書を訂正した最大派閥の安倍派の場合、訂正により利益率が大幅に上がった。

■利益率が大幅アップ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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