政治資金パーティー収入など報告書に未記載 立憲市議を役職停止処分

大下美倫

 立憲民主党福岡県連(城井崇代表)は9日、福岡市議で県連幹事長代理の田中慎介氏(45)を、無期限の役職停止にしたと発表した。田中氏の資金管理団体政治資金収支報告書(昨年分)に寄付金などが未記載だったためで、城井代表は「露骨な悪意は認められないが、記載ミスと捨ておけない」と説明した。

 未記載だったのは、収入では県連からの寄付など約336万円、政治資金パーティー関連の約331万円。支出では、選挙関連の推薦料など約286万円。一部報道などを受け、4日付で報告書を修正したという。田中氏は朝日新聞の取材に「昨年は福岡市長選(出馬)や初の政治資金パーティーの開催でボリュームが多くなり、チェックが至らなかった」とし、「(自民党の)裏金が問題となる中、外形的には同じような実態となり痛恨の極み。今後はチェック態勢をしっかりしたい」と話した。田中氏は昨年11月の市長選に立候補し、落選。今年4月の市議選で返り咲いた。(大下美倫)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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