東京電力福島第一原発が立地する福島県大熊町から同県会津若松市に避難した子どもたちが通う義務教育学校「町立学び舎(や) ゆめの森」(同市)で22日、市民らに感謝を伝える集いがあった。子どもたちは「お世話になったことは決して忘れません」などの言葉を贈った。学校は4月、12年ぶりに町内に帰還する。
震災前、大熊町には町立の小中学校計3校があり、役場機能の一部が移った同市内で震災翌月に再開。昨年4月に3校を集約した新たな義務教育学校が開校した。現在は成人の聴講生1人を含む8人が学ぶ。学校は4月に町内に戻るが、資材不足などの影響で校舎の完成が遅れているため、町内の既存施設で再開し、2学期から新校舎で授業を始める予定だ。
この日は義務教育学校の児童生徒のほか幼稚園児、教職員らが子どもたちの成長や旅立ちを描いたオリジナルの演劇を披露した。昨年6月から準備を進め、脚本は演出家の木村準さんが担った。
劇中では「いってきます」「…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル