北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故を受け、海上保安庁の奥島高弘長官は15日の記者会見で、知床半島を含むオホーツク沿岸の海域に今夏、大型巡視船を配備する方針を明らかにした。知床半島周辺は、救助を専門とする機動救難士が1時間以内に到着できるエリアの外にあり、観光シーズンの救助体制をカバーする狙いがある。
海保によると、稚内から根室にかけてのオホーツク沿岸は中型巡視船の配備が基本だが、夏は潜水士を乗せた大型巡視船などを常に配備し、より厳しい気象条件にも対応できるようにする。
ヘリコプターが発着できるタ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル