救急車よ「一刻も早く」 安倍元首相銃撃、証言でたどる「あの時」

 安倍晋三元首相が7月8日、銃で撃たれて殺害された事件は、近鉄・大和(やまと)西大寺(さいだいじ)駅北口(奈良市)のバスターミナルそばで起きた。街頭演説中に、何があったのか。現場付近にいた首長や議員らの証言をもとにたどった。

 「点字ブロックを踏まないでください」「こちらをお通りください」――。

 小村尚己・自民党奈良県連青年部長は、聴衆が歩行者の通行の妨げにならないよう、商業ビル「サンワシティ西大寺」の前で交通整理をしていた。演説台に背を向けていたが、わきあがった歓声を聞いて「ああ、安倍さんが来られた」と分かった。

「ごっつい望遠レンズ、なんであんな所で」

 安倍元首相は「びっくりして倒れているのでは」と感じた人。「時間が非常に長く感じた」と振り返る人。あの時、現場にいた人々は何を見て、どう動いたのか。記事後半では証言動画でお伝えします。

 安倍氏は、ガードレールに囲…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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