教え子からの手紙「先生、三条大橋で待ってて」 卒業式の4年後に

 福岡県福津市にある、築100年を超える古民家「旧糀屋」。

 宿泊や喫茶、ワークショップなど、津屋崎地区のまちづくり拠点の一つとして活用されている。

 そんな旧糀屋で3月末まで店主を務めていたのが、廣橋智美さん(36)だ。

 山口市で生まれ、中学高校は陸上競技に打ち込み、福岡の大学に進学。

 卒業後に上京し、小中一貫教育を行っている品川区立八潮学園で6年間、英語教師として働いた。

 その後、教師を辞めて店主をしていた彼女のもとに3年前、茶色い封筒が郵送されてきた。

 差出人は「八潮RUNrun部」。

 「懐かしいなぁ~、まだ活動してたんだ」

 そう思いながら、メンバーたちの顔を思い浮かべた。

 「体を絞って恋を実らせたい」「健康のために走ります」

 そんな理由で集まった生徒たちで作った、部活動とは別のランニングチームだ。

 高校生になっても続けていたことは知っていたが、大学生になった今も活動していたとは。

 封筒の裏面には、こう書かれていた。

 「差し支えなければ開封動画を自撮りしてください」

 なぜ自撮り?と疑問に思いながらも、スマホをスタンドに置いて撮影しながら読むことに。

 中に入っていた手紙を読んで、驚いた。

 「僕たちは5周年を記念して…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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