新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金をだまし取ったとして、大阪府警は、兵庫県尼崎市西長洲の古物商、岡田則人容疑者(35)ら男4人を詐欺容疑で逮捕し、17日に発表した。大阪府東大阪市教委によると、岡田容疑者は2015年まで東大阪市立中学校の元教諭で、元教え子と詐欺行為をしたとみられ、いずれも容疑を認めているという。
河内署によると、岡田容疑者ら4人は、2020年6~7月、20代の男子大学生=同容疑で書類送検=が個人事業主で、コロナで収入が減ったと偽って給付金を申請し、中小企業庁から給付金100万円をだまし取った疑いがある。
署によると、逮捕された4人のうち2人は岡田容疑者の中学校の元教え子。卒業後に再会して持続化給付金の不正受給を計画し、知り合いの元税理士(42)と共謀。知人の大学生らの個人情報を集め、偽の確定申告書などを作成した上で給付金を申請したとみられる。
20年10月に男子大学生が署に出頭したことで事件が発覚。供述などから、府警は岡田容疑者らがほかにも不正受給を重ねていたとみて調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル