60代女性です。昨年、退職を機に毎週近所のキリスト教会の主日礼拝に通うようになりました。牧師のお話は新鮮で、新しい聖書の解釈に目をひらかれる思いです。
先週の礼拝中に、隣席(と言ってもコロナのために2席空けていたのですが)の、多分60~70代の男性がグラビア雑誌から切り抜いたような扇情的な女性の写真を見ていることに気づきました。私はそれに耐えられず、礼拝の終わった後にできるだけ声を潜めてその男性に、その行為は非常に不愉快です、そういったものを教会に持ってこないでください、と言いました。男性はハッとして、すみません、もうしませんとこちらの目を見て言いました。男性はこれ以上話をしたくないというふうに席を立ちました。
冷静になってみると、教会に集まる人が全て聖人君子などではないとわかっていますし、見て見ぬふりなど大人の対応もできた、その男性は一種の心の病を抱えているのかも知れず、直接話すのは良くなかった、とも思います。教会へ行くのをやめるという残念な選択はしたくありません。また、自分は正しいと思い上がっているのではないか、一体何に対して怒っているのか、など思いが胸中を駆け巡ります。
感情を整理するために、知見豊かな相談者のご意見をうかがいたいと思います。
回答者 政治学者・姜尚中さん
あなたは本当に心優しい女性…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル