教員5人で名簿手入力、疲弊する現場 デジタル化で負担減るはずが

 学校のデジタル化の取り組みに学校や自治体ごとの「格差」が生まれていることを伝えた記事に、学校現場から多くの反響が届きました。

 デジタル化を進めたことで教員の負担が減ったというところもあれば、デジタル化を進めるための負担に悲鳴をあげる現場もあります。

 一体、何が問題なのでしょうか。

名簿作成のために手入力

 「現場ではこれまでの業務にプラスした状態。『ビルド&ビルド』で業務が強いられている」

 東京23区内の公立小学校に勤務する学級担任の中堅男性教員はこう話す。

 この小学校では、欠席連絡などのデジタル化に向けた名簿の登録などの業務は5人ほどのITに詳しい教員で分担しており、男性もその1人だ。

記事の後半では、校長自らシステムを構築して欠席の際の連絡などをデジタル化し、現場の負担も減ったという例をご紹介します。学校間の格差は、どうして生まれるのでしょうか。

 年度当初に一番大変なのが…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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