東京近郊のアパートの一室。携帯電話ケースなどをネット販売する会社というが、ドアのシールに社名が小さく記されているだけだ。シートのようなもので内側は覆われ、中の様子はうかがい知れない。
今月上旬、部屋から出てきた社長の男性は言葉少なながらこう話した。「上層部が同調圧力を働かせたときに何が起こるのか。それを懸念している」
男性はオウム真理教の後継団体「アレフ」の現役出家信徒。規律違反を理由に教団から除名され、住居の教団施設を退去するよう訴訟を起こされて反訴し、オウム真理教元代表・松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の後継争いに端を発する教団の「暴走」を主張した。教団は一審、二審とも上訴して争ったが、判決は、教団に「信教の自由の逸脱」があったと認め、除名処分を無効と判断。昨秋確定した。
「アレフ」で何が起きているのか。松本元死刑囚を今も「尊師」と呼ぶ信徒が語り始めました。
訴訟での男性の陳述書によると…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル