散歩中に犠牲の女性2人 知人が代わって伝えたい事 長野立てこもり

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福岡龍一郎 三井新

 長野県中野市で4人が殺害され、男が自宅に立てこもった事件では、近くに住む村上幸枝さん(66)と竹内靖子さん(70)が犠牲になった。2人で日課としていた散歩中に事件に遭ったとみられる。仲良く歩く姿を見てきた地元の人たちは悲しみに暮れている。

 村上さんの告別式が開かれた29日、村上さんを知る女性4人が、村上さんが倒れていた畑を訪れ、花を供えた。村上さんと地域の活動を30年以上ともにしてきた60代の女性は、「痛かっただろうな、怖かっただろうな」と心の中で村上さんに声をかけながら祈ったという。

 近所の人たちによると、村上さんと竹内さんは職場の元同僚。夕方、事件が起きたのと同じ時間帯に、現場の近くを散歩していた。耳が遠い相手を気遣って大きな声で話しかけるなど、仲むつまじい様子だったという。

 竹内さんが通っていた市民講座で陶芸を教えていた布施綾子さん(70)は、「とても明るくて、さっぱりとした性格の方でした」と竹内さんの人柄をしのんだ。

 印象に残っていることがある。

 グループで話しているとき…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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