政府は6日、世界遺産・首里城(那覇市)の火災を受け、国宝や重要文化財の防火対策を加速するため、2019年度補正予算案に約50億円を盛り込む方針を固めた。20年度当初予算案でさらに上積みし、19年度当初の21億円から大幅に増やす。対策に取り組む寺社などへの国庫補助率を、条件により最大85%に引き上げる規定も適用する。
4月にパリで発生した世界遺産ノートルダム寺院の大火災に続き首里城正殿が全焼するなど相次ぐ被害を受け、対策強化が必要と判断した。首里城の再建に向けては、焼け落ちたがれきの撤去費などの費用を補正予算案に盛り込む方向で調整している。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース