コロナ禍で活動休止を余儀なくされ、3年ぶりに全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)大学の部に出場した文教大(埼玉)。ブランクを感じさせない演奏で金賞に輝いた。その「復活」を支えた曲がある。
29日午後3時半すぎ、北九州ソレイユホール。あたたかみのある美しい響きが、幾重にも折り重なり、ホールを満たしていった。課題曲「ジェネシス」だ。
「ジェネシス」の作曲家・鈴木英史さんは、文教大とゆかりが深い。コンクールの自由曲を委嘱したり、指導してもらったり。実は「看板曲」も、彼の作品だ。
「時計台の鐘」という歌をモ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル