全日本私立幼稚園連合会の元事務局長らが業務上横領などの容疑で逮捕された事件に絡み、文部科学省は26日、矢野和彦官房長ら幹部6人が連合会側から高額の飲食接待を受けていたと発表した。接待総額は6人で少なくとも計約38万7300円。文科省は6人を減給の懲戒処分にすると明らかにした。
永岡桂子文科相は26日の記者会見で、自身の1カ月の給与を返納することを明らかにし、「処分はきわめて遺憾で、心よりおわびを申し上げる。規律の順守について一層の徹底を図る」と述べた。
文科省によると、矢野氏のほかに接待を受けていたのは、いずれも官房付の蝦名喜之氏、伊藤学司氏、淵上孝氏と、産業連携・地域振興課長の井上睦子氏、日本学術振興会理事の先崎卓歩氏。
矢野氏が連合会関係者との2回の会食で計約6万4千円の接待を受けていたほか、蝦名氏が約8万5千円(約1万5千円の物品受領含む)、伊藤氏が約1万9千円、淵上氏が約12万5千円、井上氏が約7万5300円(約8千円の物品受領含む)、先崎氏が約1万9千円の接待を受けていた。6人は国家公務員倫理規程で必要とされる会食の届け出をしていなかったという。
文科省は26日、矢野氏を減…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル