中学の定期試験と高校入試――。読み書き障害がある子どもたちにとっては、ほかの子以上に高く思える二つの「壁」だ。
奈良県の公立中2年の男子生徒(14)も、いま、その「壁」をどう乗り越えるか試行錯誤している。
文章を読むのがとても苦手で遅い。字も早く書こうとすると、手書きでは形が整わない。小学校高学年の漢字の読み書きもほとんどできない状況で、小5から通級指導教室に通う。
小学生のころは、宿題のプリントなどは、母が隣について問題文を読み上げ、答えだけをひらがなで書いた。耳から聞けばすぐに理解し、正解を言える。
学びの支えになった「音声付教科書」と音声専用ペン
そんな時、小学校の先生から…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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