新しい皇室のあり方を探る旅 両陛下の親善訪問、インドネシアに到着

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多田晃子 ジャカルタ=半田尚子

天皇、皇后両陛下は17日、即位後初めてとなる国際親善のための外国訪問で、インドネシアに到着した。戦争の歴史に改めて向き合うとともに、社会的な課題に目を向け、時代に応じた新しい皇室のあり方を探る旅となる。(多田晃子、ジャカルタ=半田尚子)

「歴史に対する理解を深め」

 天皇陛下は15日の記者会見で、日本が終戦までの約3年5カ月、インドネシアを占領したことを踏まえ、「亡くなられた方々のことを忘れず、過去の歴史に対する理解を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないか」と歴史に向き合う決意を述べた。

 戦後生まれの両陛下は、折に触れて上皇ご夫妻から戦時の話を聞いてきたといい、「両陛下の平和を大切に思われる気持ちをしっかりと受け継いで参りたい」と話した。

 歴代の天皇はどのように戦争に向き合ってきたのか。

 先の大戦時、昭和天皇は軍の…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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