文部科学省は31日、新任教員が、採用後10年目までに特別支援学校や小中学校の特別支援学級で複数年教える経験を積むよう求める通知を、各都道府県の教育委員会に出した。特別支援学校・学級に通う子どもは増えているが、専門の免許を持たずに教えている教員が多く、管理職の勤務経験者も少ない。経験者を増やし円滑な授業や学校運営につなげる狙いで、2024年度からの実施を促す。
文科省によると、全国の特別支援学校に在籍する子は21年度、約14万6300人で11年度の1・2倍、特別支援学級は約32万6500人で2・1倍、通常の学級に在籍しながら一部授業を別室で教わる「通級指導」を受ける子は19年度約13万4200人で09年度の2・5倍に増えた。
だが、学習環境は十分に整わ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment