新作ゴジラのエンドロールに「豊川」なぜ? 兵器工場あった街の遺産

 興奮と余韻を残し、約2時間の新作ゴジラ映画は終わりを迎えた。エンドロールのキャストやスタッフを眺めていると、ある文字に目がとまった。「協力 豊川市生涯学習課」。豊川稲荷で知られる愛知県東部の街が、はたしてゴジラ映画にどんな協力をしたのか?

 「映画に名前が出てたね」「どこに何が使われていたの?」

 市教育委員会の生涯学習課には、こんな問い合わせが相次いだという。

 映画は、11月から公開中の「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」。ゴジラ70周年の記念映画で、国内で興行収入は40億円を超えているヒット作だ。

 太平洋戦争末期、架空の島の「大戸島」の飛行場に現れたゴジラ。終戦後に東京・銀座を襲い、特攻隊の生き残りの主人公・敷島浩一(神木隆之介)をはじめとする元軍人らが立ち向かう――というあらすじだ。

 ストーリーからは、豊川とのつながりは見えないが、どう関わったのか。

 「市が所蔵する『双眼鏡』を…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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