経団連は15日、企業の新卒採用活動のアンケート結果を発表した。9割以上がウェブ面接を活用し、うち6割は実際に会うより学生の評価が難しいとこたえた。通年採用とジョブ型採用は、いずれも2割前後が導入していた。
ウェブ面接は92%の企業が導入。63%は最終まですべての面接をウェブに切り替えていた。複数回答で利点を聞くと、「遠方の学生に対して有効」(96%)が最多で、「交通費の支給などコストが減少」(81%)が続いた。欠点は「細やかな表情等が把握しにくい」(83%)、「通信環境を担保する必要」(75%)、「熱意等が伝わりにくい」(55%)だった。
通年採用は16%がすでに実施し、5%が実施予定、36%が検討していた。あらかじめ職務が決まっている「ジョブ型」での採用は、22%が実施し、1%が実施予定、16%が検討中だった。
アンケートは6~7月に経団連の会員企業1448社を対象にし、3割の442社から回答があった。上場企業が7割を占めた。(諏訪和仁)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル