「いつ返済し終わるのか」。都内の建築会社に勤める男性(23)は昨秋、明細をみて震え上がった。
新卒1年目だった。
カードローンの借り入れが130万円を超え、月々の返済が5万円近くにのぼっていた。
うち利息分だけで2万円。急に怖くてたまらなくなった。
きっかけは卒業を控えた3月、クレジットカードを初めてつくったこと。ゼミの卒論を終え、入社までに時間もできていた。
友達から「ここは即日つくれる」と聞き、申し込んだ。
ナイキの限定シューズが欲しかった。親しくなったショップ店員が店頭に並ぶタイミングを耳打ちしてくれ、「買うしかないでしょ」。
迷わずキャッシングで10万円を借り入れた。
4月の初任給は額面で30万円ほどと聞いていた。
学生だった頃には、そんな大金みたことない。だから「そんなにあれば余裕だろう」と当てにしていた。
多くの若者が社会人デビューする4月は、何かと出費がかさみます。初任給まで持たずに借金したり、親に内緒で債務整理にまで追い込まれたりといたケースも。記事の後半では、借金の整理に向き合う司法書士、家計のやりくりに詳しいファイナンシャルプランナーに対策のほか、子どもが借金を抱えてしまったときの対処法を聞きました。
ただ、働き始めると会社の先…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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