新型コロナ、北海道内2775人感染 3日連続2千超

榧場勇太、中野龍三

 北海道内では28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2775人確認された。2千人を超えるのは3日連続で、過去2番目に多かった。新たに4人の死者も確認された。

 札幌市は1430人で2日連続で1千人超。旭川市は97人で過去最多を更新した。道所管分は1050人で初めて1千人を超えた。

 子どもの感染も増えている。新規感染者のうち10代以下の割合は、札幌市で29%、旭川市と道所管分でそれぞれ32%、函館市で34%。保育施設や学校、家庭などでの感染によるものとみられる。

 今月に入ってクラスター(感染者集団)の発生も相次いでいる。道内の1月の発生件数は27日までで100件に達し、昨年5月(158件)、同8月(132件)に続き、3番目の多さとなった。

 内訳は医療施設・福祉施設が51件で半数以上を占め、飲食店などが24件、事業所14件、学校11件。道によると、保健所が重点的に疫学調査を行っている医療施設・福祉施設では、感染の確認が進む傾向があるという。

 28日も札幌市の介護老人保健施設で20人、旭川市の小学校で5人が感染するなど、計11件のクラスターが新たに発生した。

 鈴木直道知事は28日、全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部会議にオンラインで参加。オミクロン株の急拡大で政府の方針がたびたび変更される点を指摘し、「国にはオミクロン株に対する戦略、戦術、大方針を早急に取りまとめ、基本的対処方針にしっかり反映させてもらいたい」と述べ、経済の専門家らも入る政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会を早期に開催するよう提案した。(榧場勇太、中野龍三)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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