新型コロナ、和歌山の医師が感染 解熱剤服用しつつ勤務

 和歌山県は13日、同県湯浅町の済生会有田病院に勤める50代の日本人男性外科医が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。発症前14日間の中国・武漢市への渡航歴がないなど、中国との明らかな関連は確認されていないという。県は感染ルートを調べるとしている。

 男性外科医は1月31日に発熱と全身の倦怠感を発症し、解熱剤を服用しながら2月3~5日は勤務をした。CT検査で肺炎と認められ、10日に入院。せきやたん、下痢の症状を発症し、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定された。現在は別の病院に入院中だが、症状は安定しているという。

 県によると、ほかに済生会有田病院の別の男性医師、同病院にかかっていた患者の男性2人の計3人も発熱などの症状があるという。このため、県はこの3人についても検査で確認するという。

 感染者が確認されたことから、県では済生会有田病院での新しい患者の受け入れをしない方針を決めた。1月18日から2月13日にかけて同病院に来た患者には院内に設けた「接触者外来」を受診してもらうよう呼びかけている。(山田知英)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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