新型コロナ、国内1000人超える 初確認から49日目

 国内で確認された新型コロナウイルスの感染者は4日午後11時半現在、1035人になった。山口県と宮崎県で初めて感染が確認された。

 1月16日に神奈川県の病院で国内初の感染者が見つかってから49日目で、感染者は1千人を超えた。

 山口県で感染が分かったのは下関市の40代の男性会社員。市などによると、2月25日に医療機関を受診したが、症状が改善せず、3月2日に入院していた。男性は営業職で、2月12日と14日は大分県に出張したほか、同月15~21日には帰省や出張のため福岡、熊本、大分の各県を訪れていた。

 東京都や京都市、高知県などでも新たな感染者が見つかった。東京都の30代と40代の女性2人と京都市の50代女性は、複数の感染者が確認されている大阪市のライブハウスでのライブに参加していたという。30代の女性は世田谷区の保育施設職員で、発症後の2月25~28日も勤務していた。日頃からマスクを着けずに働いていたという。保健所は、園児を含めて濃厚接触者の有無などを調べている。

 大阪府で新たに感染がわかった9人のうち2人は、別のライブハウスでのライブに参加していたという。

 高知県で新たに感染がわかった4人のうち1人は10歳未満の小学生だった。

 感染が拡大している北海道では新たに3人の感染が見つかり、道内で確認された感染者は82人になった。

 厚生労働省によると、カンボジアから帰国した三重県の40代男性の感染も中部国際空港で確認された。男性は愛知県内の医療機関に運ばれ、入院した。チャーター機での帰国者や大型クルーズ船の乗船者を除いて、検疫で感染者が確認されたのは初めてという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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