新型コロナと熱中症の対策両立? 児童生徒に日傘を励行

 本来なら夏休み中の酷暑期に2学期が始まり、新型コロナウイルスと熱中症の予防対策をどう両立させるか。埼玉県川越市教育委員会は、市立小中学校の児童生徒の登下校時に日傘の持参を勧めている。傘を差していれば、日よけはもちろん、集団で登下校する子ども同士の距離も空けることができるというわけだ。

 7月と始業式のあった17日に各校へ通知した。直射日光を浴びながらマスク姿で下校する児童たちを見ると日傘はまだ少数派だが、「徐々に普及しているようだ」と市教委の担当者。雨傘で代用している児童も何人かいた。感想を尋ねると、「うーん、ちょっと涼しいかな」。

 市教委ではこのほか、授業中の教室ではエアコンをかけながら窓を開け、校内活動や体育などでも子ども同士の距離が保てるときは熱中症予防のためマスクを外してよい、といった方針を示している。暑さ指数(WBGT)計測器も各校へ2~3個ずつ配備した。(西堀岳路)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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