新型コロナウイルスの影響で、14日と15日に行われる予定だった「春の高山祭」が、中止になりました。
気象条件以外で祭が中止になったのは、戦後初めてだということです。
毎年20万人近くの観光客や見物客が訪れる岐阜県高山市の「春の高山祭」ですが、ことしは神事のみを行い、屋台が一堂に集まる「曳き揃え(ひきそろえ)」や、「からくり奉納」などのすべての行事が中止になりました。
「こんな悲しいことはない。一刻も早く収束して、元気な高山が戻ってくることを願っている」(日枝神社 氏子)
いつもなら多くの観光客で賑いをみせる古い町並みに人の姿はほとんどありません。
屋台を納めた屋台蔵の多くは、扉を閉じたままですが、なかには屋台蔵の扉を開き、関係者が神様に御神酒を献上した後、すぐにまた扉を閉める光景が見られました。
高山市によりますと、気象条件以外での「春の高山祭」の中止は、戦後初めてだということです。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース