新型コロナウイルスの国内感染者は2日午後9時現在で、新たに195人が確認された。前日の1・5倍で、205人の感染者が出た5月3日以来の規模。全国の累計は1万9153人になった。東京都の107人のほか、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県で、いずれも10人を超えた。死者は新たに北海道で1人が確認され、全国では計977人になった。
新たに19人の感染が確認された埼玉県の大野元裕知事は2日夜、東京都内の感染者急増について「大変強い危機感を抱いている。密接な関係にある埼玉県として憂慮すべき状況だ」と県庁内で記者団に述べた。さいたま市内のキャバクラ店でクラスター(感染者集団)が発生するなど県内の感染者も増えており、2日午後には小池百合子都知事と電話で「夜の街」対策での連携を確認したという。
千葉県では11人の感染が確認された。2桁になるのは4月24日以来。県の担当者は、このうち10人の感染経路をつかめていることから、「市中感染が広がっているわけではない」とした。ただ、感染者が増加傾向にある6月22日~7月2日に感染が判明した54人のうち、少なくとも29人に都内との往来があったとして、担当者は「都内に行く時は気をつけてほしい」と呼びかけた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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