中国の研究チームが6日、新型コロナウイルスにS型とL型の2タイプがあることが分かったと発表した。S型は全体の30%を、それが変異したL型が全体の約70%を占めるといい、後者は武漢での流行期に多く確認されたものだという。
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感染症に詳しいナビタスクリニック理事長の久住英二医師は「ウイルスというものはどんどん変異する。そして、より人間に感染しやすくなったものが選択されて残っているということであって、S型の中にもL型の中にも様々なバリエーションがあるはずだ。今はL型が増えていて、感染力も強いと言われているが、それは症状が軽いからうつりやすいということだ。今回の新型コロナウイルスは重症化しやすい年齢の方々でも感染した人の半分以上は症状が出ないという。そういう人が気づかずに出歩くからうつる」と話す。
「103人を調べた論文だが、うち2人が2種類のウイルスに同時に感染していたということが報告されている。ただ、Sに感染した後にLに感染したのか、あるいはその逆か、といったことはまだ分かっていない。山東省では14%くらいの人が再び熱が出て、ウイルスが見つかったという報告があるし、日本でも再度症状が出たというケースが報告されているが、タイプが複数あるということと関係しているのかどうかはまだ分かっていない。いずれにしろ人間に免疫を作らせる力は弱く、麻疹のように一度かかったら一生かからないという病気ではない。だからワクチンができ、それを打ったとしても、2、3年したらインフルエンザのように再びかかってしまうかもしれない。その意味で、このウイルスは人間界に広く定着していくのではないか」。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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