新型感染者が経営の飲食店、異例の公表 本人の意向で

 北海道旭川市は22日、新型コロナウイルスに感染した市内在住の70代男性が経営する飲食店名を公表した。この店は市内に複数店舗のある有名なとんかつ店「とんかつ井泉」。男性が「お客様に、正しい情報を伝え、心配させないようにしたい」という意向を示したことを踏まえ、異例の対応をしたという。

 市によると、男性は16日からせきなどの症状があった。自宅療養してきたが、22日に感染が判明し、市内の医療機関に入院した。店舗には4日以降は顔を出しておらず、従業員にも症状のある人はいない。

 市内に複数ある店舗のうち、男性がよく出入りする1店舗(5条店)については、22日から24日まで閉店し、消毒するという。

 店のホームページによると、同店は1972年7月、東京の有名とんかつ店「井泉本店」からのれん分けを受けて開業した。(本田大次郎)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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