新学期、「子ども目線」で考える交通安全 教え方のポイントは

 新学期が始まります。子どもだけでの登下校に慣れない子もいて、春から夏にかけては子どもの交通事故が多くなる傾向があります。子どもの交通安全のために、保護者や地域の大人にできることを、専門家に聞きました。

子どもたちには認識難しい 「交通事故のリスク」

 警察庁によると、2020年までの5年間で、交通事故による小学生の重傷者・死者数は4687人。そのうち歩行中の事故は2734人で、過半数を小学校低学年が占める。歩行中の事故原因では、飛び出しが38%で一番多い。

 子どもの心理に詳しい日本自動車研究所の大谷亮・主任研究員によると、小学校低学年の子どもは1人で歩くことに慣れていないのに加え、「車は危ない」「自分が交通事故に遭うかもしれない」とリスクを認識することが難しいなど、心理的にも未熟だ。また、背が低いため視野が遮られ、事故が起きやすいという。

 入学前などには子どもと一緒に通学路を歩き、「子ども目線」で危険などを確認したい。

 どのような点に注意しながら…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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