整備のあり方が決まっていない西九州新幹線の武雄温泉―新鳥栖間をめぐり、佐賀県と国土交通省の協議が28日、あった。佐賀空港などと連携したルートの議論に県側が前向きな姿勢を示す一方、財政負担や在来線のあり方といった課題は山積している。解決への糸口は見いだせるのか。
「新しい提案があったという認識はない」。28日、非公開であった国交省の平嶋隆司・鉄道局次長との協議を終えて記者会見に臨んだ南里隆副知事は、そう述べた。
南回りルート、知事「一考に値する」
今回の協議で注目されたのがルートの議論だ。
山口知事は9月、佐賀空港や有明海沿岸道路などと絡む南回りのルートについて「一考に値する」と前向きに発言。ルート問題は進展する気配を見せた。
西九州新幹線は、もともと…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル