車いすで新幹線に乗る人が近く、車いすスペースがついた座席を当日までインターネットで予約できるようになる見込みだ。現在は多くの新幹線で電話や窓口でしか予約できないが、国とJR各社が運用の変更に合意した。赤羽一嘉国土交通相が3日の閣議後会見で明らかにした。
現状では、車いす利用者が新幹線の車いす対応席を予約する際、前日までに電話したり窓口に行ったりしなければならない。車いす利用者の負担が大きいとの声があり、国交省は昨年12月にJR各社を交えた検討会を立ち上げ、対策を協議していた。
検討会での議論を踏まえ、JR各社は、ネットで車いす対応席を予約できるようにしたり、当日には車いす対応席を一般販売していた運用を改め、当日でも優先的に買えるようにしたりする。できるだけ早く運用変更するという。
赤羽氏はまた、車両整備の基準を定めた国交省令を改正し、車いすに乗ったままグループで新幹線の窓側を利用できる「車いす用フリースペース」の設置を鉄道各社に義務づける考えも明らかにした。
現在の省令では、車いす対応席…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル