新幹線チケットを不正に購入、販売容疑 中国人グループが関与か

高嶋将之

 他人名義のクレジットカード情報を使って購入した新幹線の乗車券などを不正に売却したなどとして、警視庁は1日、中国籍で会社役員の男(41)=東京都豊島区=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の仮装)などの疑いで逮捕し、発表した。

 犯罪収益対策課によると、昨年6月25日、日本人6人のカード情報が不正に使われ、JR東日本のサイトで乗車券と自由席特急券の計96枚(計約66万円相当)が購入された。これらのチケットはJR立川駅(東京都立川市)の券売機で発券され、その後、東京・新橋にある複数の金券ショップで売却されていた。

 今回逮捕された男は、チケットを不正購入・売却する中国人グループのメンバーとして、チケットを金券ショップに持ち込み、偽名で売却した疑いがある。「身に覚えがありません」などと容疑を否認しているという。

 同課は、券売機からチケットの発券を受ける役割だったとして、別の中国人の女(35)を昨年9月に逮捕。捜査の結果、女が約2360枚(計約1560万円相当)のチケットを発券していたことが判明した。同課は、中国人グループがこれらのチケットを約7割の金額で金券ショップに売却し、利益を得ていたとみている。(高嶋将之)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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