聖徳太子が開いた四天王寺(大阪市天王寺区)で3日、元三大師堂(がんざんだいしどう)での合格祈願法要が行われた。
平安時代の僧侶・元三大師は修行を通して、無限の知恵と記憶力を得たとされる。訪れた受験生や保護者らは「智慧(ちえ)の輪」をくぐり、入試などの合格を祈った。
新型コロナウイルス感染対策の一環として、直接訪れられない人のために法要の様子は動画配信サービス「ツイキャス」で無料ライブ配信もされた。
中学受験を控えた高槻市の藤江舞衣さん(12)は「できることをちゃんとやって臨みたい。絶対合格する」。大学受験に臨む大阪市城東区の土井美葉(よしは)さん(18)は「最後まで体調を崩さずに力を出し切りたい」と意気込みを語った。
元三大師は疫病がはやったときに自ら鬼と化して災いを鎮めたという伝説もある。僧侶の河辺啓法(ひろのり)さんは「合格祈願はもちろん、コロナ退散の祈禱(きとう)もしています」。(寺尾佳恵)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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