西岡臣
コロナ禍でここ2年はオンライン開催だった新春の書き初め大会が5日、3年ぶりに一堂に会して開かれた。会場となった東京都江東区の東京スポーツ文化館に集まった約120人がそれぞれ筆をとり、与えられた課題の「限界に挑戦」や「明るい年」などの文字を真剣な表情で書き上げた。
埼玉県幸手市から参加した中学2年の三上乃愛(のあ)さん(14)は「文字の大きさのバランスをとるのが難しかった。正月の書き初めは気合が入ります」と話した。
大会は日本習字教育財団が主催し、今年で23回目。6日以降も神戸市や名古屋市、福岡市などで順次開かれる。感染を防ぐため参加者同士の間隔を広めにとる対策を取り、リアル開催を実現させた。同財団の葛西孝章理事長(54)は「(コロナ禍で)会場に集うことの価値が高まった。オンラインと違い、会場に緊張感がある中で、自分の実力が出せるかどうかという点はスポーツに似ている」と語った。(西岡臣)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル