中日本高速道路の宮池克人社長は22日の記者会見で、2023年度の新東名高速の全線開通が困難になっていることを明らかにした。同年度に開通予定の神奈川県の新泰野インターチェンジ(IC)―静岡県の新御殿場IC間(約25キロ)の工事が難航しているという。
同社によると、同区間の高松トンネル(2・8キロ、神奈川県)の地盤が想定以上に軟弱で、トンネル内の変形や大量の湧水(ゆうすい)が発生。有識者に相談して慎重に工事を進める必要があるという。工程を精査した上で新たな開通時期を明らかにする。今月16日に東京都内で開いた会議で、国や両県に伝えた。
同社は、同トンネル付近でのり面の崩落があったことなどから、19年に新東名の全線開通を20年度から23年度に延期していた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル