「ありがとう灘手小、さようなら灘手小」――。鳥取県倉吉市立灘手小学校(同市尾原)で19日、閉校式があり、149年の歴史に幕を下ろした。在校生や卒業生、近隣住民ら100人以上が涙と笑顔で校舎に別れを告げた。少子化による学校再編の一環で成徳小と統合するが、4月開校の新校名問題に「決着」がつかないままの閉校となった。
式会場の体育館に、在籍児童33人のうち欠席を除く31人と、広田一恭市長や歴代校長、保護者らが参列。長田美穂教頭が小椋博幸教育長に校旗を返還した。
長田教頭は児童に「皆さん一人ひとりが私たちの誇りです」。松井理恵子・PTA会長(37)は時折涙声になりながら、「みなさんにはたくさん『最後の』がつきましたね。頑張ってくれてありがとうございました」と児童らをねぎらい、「いつの日かまた灘手地区に小学校が出来ることを夢見ております」とあいさつした。
児童を代表して長柄香凜(な…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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