新潟市の中学校、校舎解体へ 能登地震で12センチずれ、杭にひび

 能登半島地震で被災した新潟市西区の坂井輪中学校について、市教育委員会は損傷が激しい校舎の一つを解体すると決めた。1年ほどかけて敷地内の別の場所にプレハブの仮設校舎を建てるとともに、新校舎の検討を進める。

 市教委によると、地震後、3階建ての南校舎と、隣接する4階建ての北校舎ともに使用を全面的に中止。損傷程度を詳しく調べたところ、南校舎は全体が南側に12センチずれ、建物を支える杭にひび割れや傾きが生じており、使用するのは困難と判断した。北校舎は修繕で済む見込みという。

 授業は1月11日に再開され、3年生と特別支援学級は近くの市立新通小学校で、1、2年生はオンラインで受けている。4月からは新1年生が新通小で、新2、3年生は北校舎で学習する予定という。(茂木克信)

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能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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