山下寛久
名古屋市営地下鉄名城線に4日、「名古屋城駅」が誕生した。名古屋城や市役所、愛知県庁などの最寄り駅で、これまでの名称は「市役所駅」だった。駅を使う市職員らも、新駅名とともに気持ちを新たに「仕事始め」を迎えた。
この日も午前7時すぎから、スーツ姿の職員らが次々と駅を出て、職場に向かった。守山区に住む市教育委員会の中村敏明さん(62)は「ちょっと新鮮な感じ。他の地域から来た人にもわかりやすいと思います。忙しい毎日ですが、健康第一でいい年にしたいです」。緑区に住む消防局の谷井修さん(53)は「コロナで指令も救急も忙殺されている。早くおさまるといいな」と話した。
城門を模した出入り口前では記念の催しがあり、筆書き風の駅名の木製看板も登場した。
市交通局によると、名古屋城駅は1965年、現在の名城線開通と同時に開業し、名古屋の官庁街に位置する。今回、観光客に知名度のある名古屋城の位置をわかりやすく案内するため、改称を決めたという。(山下寛久)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル