新1年生の登下校に注意 交通安全学ぶ機会、今年は減少

 2カ月遅れで学校生活が本格的に始まった小学1年生。周りの大人たちが心配するのは登下校時の交通事故だ。例年、1年生は最も事故に遭いやすく、しかも今年は新型コロナウイルスの影響で交通ルールを学ぶ機会も限られる。入学1カ月後に事故が増える傾向もみられ、慣れてきても油断は禁物だ。

 「みぎ ひだり よくみよう!」「くるまがこないかな?」。大阪府東大阪市の市立高井田西小(児童数189人)近くの交差点では今月上旬、平仮名で書かれたプラカードを警察官が掲げ、横断歩道を渡る登校列を静かに見守った。

 新型コロナの感染防止対策で、今年は児童に寄り添って声をかけ、「右見て、左見て」と手本を示すことが難しくなっている。新入生向けの交通安全教室も開けず、府警幹部は「交通ルールをしっかり教える機会がない」と懸念する。

 保護者も不安だ。ある母親(3…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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