2020年、東京五輪・パラリンピックの年を迎えた。日本を背負って戦う選手に多くの人が感動し、声援を送るだろう。だからこそ考えたい。国を、国民を、日本を「背負う」って、何だろう?
嵐、ここまで来た。でも……
昨年11月9日、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」の祝賀式典が開かれた。奉祝曲の締めくくりには国民的なアイドルグループとも言われる「嵐」が登場し、歌を披露した。ファン歴14年の野乃花さん(44)=仮名=は、停止させた車の中でスマホの動画中継を見守りながら、感動のあまり涙ぐんでいた。
「嵐が大きな存在になることが私の夢だった。できれば、五輪の開会式でも歌ってほしい」。11月30日、安倍晋三首相がコンサートを鑑賞後に嵐のメンバーと面会し、「嵐の皆さんの活躍の舞台は、日本にとどまらず、世界へと広がっています」とインスタグラムに投稿した。「批判する人もいたけど、すごくうれしかった」と野乃花さんは話す。
一方、自宅のテレビとスマホの…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル