上野創
日本大学の非常勤講師の教員が今月6日、学生の個人情報が入ったパソコンとUSBメモリーをフランス・パリで盗まれる被害に遭ったことが分かった。20日、同大がホームぺージで発表した。現時点では個人情報の不正使用などは確認されていないという。
記録されていたのは、2004年度から11年度まで国際関係学部に在籍した384人と、04年度から現在まで生物資源科学部に在籍した271人の計655人の氏名や成績評価、学生証番号。生物資源科学部の一部の学生については、20年度以降に提出されたリポートも含まれている。
パソコンとUSBメモリーは、どちらも教員個人の持ち物で、大学の業務とは別の用事で渡航し、パリの空港で置き引き被害に遭ったという。8日に本人が大学へメールで知らせた。現地の警察に盗難届を出し、空港に遺失物の届けも提出したが、現時点で見つかっていない。
大学は「ご迷惑をおかけした学生、関係者の皆様に心よりおわび申し上げます」とコメントし、再発防止対策をとるとしている。(上野創)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル