日本大学アメリカンフットボール部の学生寮(東京都中野区)から大麻と覚醒剤が見つかり、部員1人が逮捕された事件で、警視庁は22日、別の部員も違法薬物を所持していた疑いがあるとして、学生寮に大麻取締法違反容疑(所持)などで家宅捜索に入った。寮への捜索は8月3日以来で2回目になる。
前回の捜索の2日後となる8月5日、警視庁は、アメフト部の学生寮で7月6日に覚醒剤約0・198グラムと乾燥大麻約0・019グラムを所持したとして、部員の男子学生(21)を覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の容疑で逮捕した。捜査関係者によると、この捜査の過程で、他の部員が違法薬物を所持している可能性が浮上したという。
アメフト部をめぐっては、昨年から大麻使用の情報提供があり、警視庁が日大へ事実確認を依頼していた。日大の調査で今年7月6日に寮から覚醒剤とみられる錠剤のかけらと乾燥大麻とみられる植物片が見つかり、日大が12日後に警視庁に報告していた。
8月5日の部員の逮捕を受け、日大は同部の活動を無期限停止処分としていたが、10日に解除。理由を「部全体に連帯責任として負わせることは、学生の努力を無に帰する」と説明し、無期限活動停止処分は逮捕された部員1人だけに対して継続とした。(御船紗子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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