日曜日の深夜、名古屋市港区で家族3人が死傷した事件。逮捕されたのは23歳の長男でした。
近所の人も「絵にかいたような幸せな家」という家族に、いったい何があったのでしょうか。
警察によりますと、名古屋市港区に住む23歳の無職の男は、24日午後10時ごろ、自宅で19歳の妹の背中などを包丁で複数回突き刺すなどして殺害しようとした疑いがもたれています。妹は全治およそ3か月の重傷です。
近所の人たちは。
「まさかと思って…今朝のニュースを聞いてもまだ信じられない」
「ショック!こんな平和な何事もないような場所で…」(近所の人)
さらに、男の祖母(77)と父親(52)も刺され、祖母は死亡、父親も意識不明の重体となっています。
男について知る人は。
「(容疑者は)おとなしい子だった」
「長男さんで困ってる話は聞いたことないからびっくり」
「おとなしいけれどまじめだったんじゃない」(男を知る人)
男は、祖父母、父親と母親、そして弟、妹の7人3世代で暮らしていて、近所でも評判の家族だったといいます。
「仲のよい絵に描いたような幸せな(家族)」(この家族を知る人)
捜査関係者によりますと、事件当時、2階から悲鳴が聞こえたため父親が2階に上がると包丁をもった男と鉢合わせに。父親は包丁を奪おうとしましたがそのとき襲われたというのです。
その後、母親が通報し、警察官が駆けつけると2階には祖父と妹、1階には父親が刺されて倒れていたといいます。
通報からおよそ15分後、警察は近くの路上にいた男を確保。
調べに対し男は「間違いないと思います」と容疑を認めていますが、男には精神疾患による通院歴があり、診療を巡り家族で話し合っていたところ、暴れ出したということです。
警察は、男の刑事責任を問えるかどうかなど慎重に捜査しています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース