ゆっくり温泉にでもつかりたい季節だが、名古屋ではマイナス25度のアイスサウナに設置された水風呂が人気だという。日本一冷たいとされる水風呂を求めて、全国の「サウナー」(サウナ愛好家)たちが集っているらしい。訪ねてみた。
「ボーー」
分厚い冷凍庫の密閉扉を開け、室内に入ると業務用冷凍庫の冷気音が響く。気温マイナス25度の約3畳の部屋。眼下に水風呂がある。水風呂に下りる木製の手すりにはつらら。壁のトナカイの毛皮やシラカバの枝など、北欧風の飾りつけには、びっしりと氷が張り付いている。
拡大するマイナス25度のアイスサウナ内に設置された水風呂=2020年2月14日午後3時1分、名古屋市中区栄のウェルビー栄店、佐々木洋輔撮影
ここは名古屋の男性専用サウナ、ウェルビー栄店(名古屋市中区栄3丁目)のアイスサウナ室だ。マイナス25度の室内で冷やされた水風呂は3~8度。水風呂が最も心地よいと感じられる水温は約17度と言われる。それをはるかに下回る冷たさだ。冷気が当たる水面はおよそ0度。うっすらと氷が張っていた。
「あー、あー、あー。ヤバイわ、これ。もはや笑える」
拡大するマイナス25度のアイスサウナ内に設置された水風呂=2020年2月14日午後3時1分、名古屋市中区栄のウェルビー栄店、佐々木洋輔撮影
水風呂に10秒ほどつかって出…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル