「日本一海に近い」と言われる駅。海と空が織りなす絶景を撮ろうと、人々が訪れる。もう一つ、皆の目を引きつけるものがある。
拡大する真下まで海が迫る大三東駅のホーム。黄色いハンカチが海風に揺れる=長崎県島原市、金子淳撮影
列車を降りると、足もとに広がる青い海と空に目を奪われた。長崎県の島原鉄道の大三東(おおみさき)駅(同県島原市)。日本一海に近い駅の一つに数えられる。
拡大するホームすぐ横に有明海が広がる大三東駅。島原鉄道を象徴する黄色の列車が到着した=長崎県島原市、金子淳撮影
島原鉄道は諫早市と島原市を結ぶ43・2キロ。沿線24駅のうち、ホームすぐ横に有明海が広がるのはここだけだ。
拡大する島原鉄道の大三東駅を訪れる観光客=長崎県島原市、金子淳撮影
有明海の干満差は最大6メートルある。干潮時はホームの向こうに干潟が姿を現す一方、満潮時にはホームにある「大三東」の駅名標がまるで海に浮かんでいるかのように見える。無人駅のうえ、ホームと海を隔てるフェンスがなく、絶景感をより強めてくれる。
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拡大する島原鉄道大三東駅の無人駅舎=長崎県島原市、金子淳撮影
島原市で生まれ育った島原鉄道…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル