大阪・北新地のど真ん中に11月30日、レトルトカレーの直売所が現れた。販売するのは、2年前にネットで「日本一購入が難しい」と話題になったカレー。「一見(いちげん)さんお断り」の店舗での限定販売からネット通販を経て、直売に乗り出した。
北新地で34年続く小料理バー「玉鬘(たまかずら)」が2019年11月に販売を始めたもので、国産バターをたっぷりと使った上品な味わいが特徴だ。前年にママの井上準子さんに初孫が生まれたのを記念し、準子ママが店で手作りしていた人気の味を、レトルトカレーとして商品化した。当初は玉鬘でのみ販売しており、「一見さんお断り」の店でしか買えない商品として「日本一購入が難しい」と評判を呼んだ。
昨春からのコロナ禍で、北新地も打撃を受けた。酒類提供の時間制限で、玉鬘は計1年半ほど休業。「私が30年以上続けてきた仕事は『不要不急』の4文字で片付けられてしまうものなのか」。準子ママも大きな不安に襲われたという。
窮地を救ったのが、このレト…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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