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全国的に新型コロナウイルス感染者の増加が止まりません。 札幌市での感染拡大が続く北海道では、第2の都市・旭川市でも深刻な状態に陥っています。 旭川市の西川将人市長は「一日の感染者数としては、過去最多46名の感染が確認されました。また、複数のクラスターが同時並行で発生している」と説明し、旭川市の複数の病院や福祉施設などで新たなクラスターが発生しています。 大阪では2日、過去3番目に多い427人の感染が新たに確認されました。 重症者は18人で、府内の重症者用病床の使用率は63.6%です。70%以上になると、府の独自基準で医療崩壊の危機となります。
「非常事態」を示す赤信号の点灯が、目前に迫っているのです。 全国での新規感染者数は、これまでで5番目に多い2434人で、死者は32人でした。 こうした状況に、日本医師会は「師走が正念場だ」と強く警鐘を鳴らしています。 日本医師会・中川俊男会長は「日本が誇る公的医療保険制度、国民皆保険が国民の命と健康を守ってきた。その体制が崩れ始めるという。もうすでに崩れ始めているところもある。(感染者数が)減少に転じなかった場合、次の段階に入る。緊急事態宣言をもう一度という事態になる可能性はなくはないので、この師走は正念場だ」と話し、感染者が減らなければ、緊急事態宣言を出すという次の対応が必要になるとの見方を示しました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース